「たたら」と聞くと、アニメ映画「もののけ姫」の1シーンを思い出す方が多いと思います。女性たちが大きなふいごを踏んで火を煽り、炉の砂鉄を溶かして鉄砲を作っていました。このふいごを使って鉄を作ることを一般に「たたら製鉄」といいます。桃野教授率いる学生の皆さんが、室蘭のイベント、スワンフェスタでこのたたら製鉄を再現しました。
炉の中に木炭を詰め込んで下部が1,000度に達するまで送風機で風を送り込み、上部から砂鉄を少しずつ入れます。この作業を繰り返し行なっていきますが、温度管理が重要。木炭や砂鉄を入れすぎると温度が下がります。昔は勘や経験で行なっていましたが、今回はパソコンで温度を管理していました。それでも難しい作業。様々な原因で温度が下がっていきます。桃野教授の指導の元、学生の皆さんがその対応に動いていました。
入れた砂鉄が木炭の燃焼熱により還元し鉄となり、不純物と共に炉の下部へ溜まっていきます。この時の不純物を炉から出す作業を「のろ出し」といい、赤いドロドロしたもので、マグマに似ています。この後、炉を冷やし、下部に溜まった塊を砕いて、磁石で鉄と不純物を選り分け、鉄を取り出します。

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(上)室蘭のイベント・スワンフェスタのものづくり体験フェア。室蘭工業大学はたたら製鉄で参加。
(左)見学に来た小学生にわかりやすく鉄が出来るまでを説明している。 |
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| 取り出した鉄と不純物の固まりを砕き、磁石で鉄を取り出す。 |
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