ノートパソコンや、デジカメ、携帯電話に随時充電する必要性は今後益々増えるでしょう。「携帯型燃料電池が普及するためには、何時でも何処でも水素ガスが作れなければならない」。渡辺先生は自身の持っている「アルミ微粒子と水分子から水素を生成する」特許を用いて、2002年4月から携帯型水素製造器、モバイル燃料電池システムの研究を行っています。
産業廃棄物として処理されるアルミニウム切削屑を超純水の中で細かく砕き、特殊な化学反応により水素が発生する結果は、最初疑問視されていましたが、2003年10月に、世界で初めて完成した「水素源内蔵型の携帯型燃料電池システム」の試作器がその声を払拭しました。また、東京都立大学の金村教授が開発したゲル電解質を使うことにより、通常80度で動作する燃料電池を20度の動作温度に下げ、「モバイル型燃料電池」にグッと近づいたのです。
「もっと小さくてパワフルな燃料電池を作りたい」。そう語る渡辺先生から生まれた燃料電池が、将来あなたの携帯電話の充電に役立つでしょう。

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(上)産業廃棄物として処理される廃アルミニウム。このアルミ材を超純水の中で細かく砕き、水分子を分解する能力を付加させます。この方法により室温で水素を発生させることができる。
(左)室温で動作する高分子ゲルの電解質は携帯用燃料電池には必要不可欠。 |
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| おもちゃの恐竜だけではなく、携帯電話を動作させて写真を撮ることも可能な電力が得られる。 |
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将来私たちが使うであろう燃料電池には、この試作燃料電池「Ubique(ユビーク)」の技術が取り込まれるかも知れない。
(サイズ:10×7×18cm、
重さ:約1kg) |
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