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(上)納期短縮を実現する方法のひとつとして、3次元CADは欠かせない存在。

(左)出来上がった図面を元に、髪の毛よりも細く小さな加工を施してゆく工場。緻密な作業が要求される現場でもある。
デジカメや携帯電話などヒット商品の金型も数多く手がけているが、企業との約束で商品名はあかせないという。
 パソコン、カメラなどの精密部品は、1000分の1ミリ単位の精度が必要です。それには、その部品をかたちづくる「金型」が精巧でなければなりません。少し前まで、金型づくりは日本のお家芸でしたが、生産拠点が海外に移るにつれ技術の流出が進み、ものづくりが根底から崩れかねない状況にあります。
 そうしたなかで、どん欲なまでに技術を磨き、着実に業績を伸ばしているのが、室蘭の金型部品メーカー(株)キメラです。精密部品の金型づくりなら何でもやる・・・。この心意気で仕事を受け続け、近隣新興国では真似のできない技術力と幅広いノウハウを身に付けてきました。不況のなかでも設備投資を惜しまず、3次元CADをはじめ最新設備を継続的に導入。ITを駆使し、納期短縮という取引先の厳しい要求にもシッカリ応えてきました。その結果、ひと月につくる金型は7,000品目、国内外200社以上の企業に金型を納めるメーカーへと成長しました。
 若手育成と新規採用に力を注いできたことから、現場の平均年齢は、製造業としては格段に若い27〜28歳。この若さが、不可能と思えることも可能にしてきたのかもしれません。(株)キメラの挑戦は、これからも続きます。

 


   デジカメやパソコン、車のエアバッグの作動スイッチなど、さまざまな金型部品をつくっていますが、携帯電話のフタなど、その製品の顔となる部分は特に神経を使います。嬉しいのは、手がけたものがヒット商品として店頭に並んだとき。それと、これまでなかった革命的な製品づくりに関われる点です。世に出たとき、人々が驚くものをつくるわけですから、これほどエキサイティングなことはありません。先を読む努力をしないと、すぐ敗者となる厳しい世界ですが、最先端のものづくりの一翼を担っているのは誇りであり、夢があると思います。


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