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(上)太平工業(株)室蘭工場で製造される製糖用の圧力容器。

(左)製糖工場に据え付けられた圧力容器。配管の設計、製造、据え付け、整備も担っている。
ポリエチレン製造用容器。空気の50倍という高圧ガスを、厚さ5センチの鉄で閉じこめている。
太平工業(株)の名が記された銘版。技術者たちの誇りであり、責任の証でもある。
 工場見学へ出かけたとき、鉄のタンクがたくさんあるのを見たことはありませんか。それは、きっと圧力容器。中にはガスや液体が入っていて、目的とする化学反応が起こりやすいよう、一定の圧力に保たれています。
 太平工業(株)室蘭支店は、圧力容器のなかでも小型・高圧のものを得意とします。どのくらい高圧かというと、空気を1とした場合、その数十倍から数百倍。もしも容器に亀裂が入ったりすると、ものすごいエネルギーで中身が噴き出し、工場はもちろん、周辺の住民にも影響をおよぼします。安全を確保するため、圧力容器を製造できるのは、法令で定められた資格を有する企業のみ。技術者個人にも資格が必要です。太平工業(株)の技術者は、工場内の訓練室で訓練を重ね、定期的に実技試験を受けています。腕がにぶらないよう、スポーツ選手と同じように努力しているのです。
 食品工場、化学工場、製油所、発電所など、太平工業(株)の手がける圧力容器は実に多彩。圧力容器の配管にも高い技術が求められることから、一括で手がけることが多いそうです。設計、製造、据え付け、整備まで、確かな技術で信頼を得ながら、産業をしっかりと支えています。

 


   ポリエチレン用圧力容器は、溶接などの専門技能を持つ15名がチームを組み、私はリーダーを務めました。入札で勝ち取った仕事でしたから、納期の遅れやコストオーバーは許されません。納品までの7カ月は、非常に張りつめた日々でした。重圧から解放されたのが、最後の品質テストで合格したときです。みんなと喜びながら、チームっていいなと思いました。
 私たちの製品は工場などで使われますので、皆さんに見ていただくことはまずありません。でも、安全に稼働して、いろいろなものを産み出しています。そう考えると誇らしいですね。


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