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(上)従来の鉄に比べ、3〜5倍の強度を持つスウェーデン鋼で作られたスクリュー。
(左)スクリュー羽の一部。この曲線加工に技術が光る。 |
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| 溶接作業はスクリューを作る工程の大事なポイントのひとつ。 |
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| この工場で父親と二人で数々のスクリューを作り出している。 |
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軸となる鋼材にらせん状の羽根をつけて回転させて、セメントなどを運んだり、かき混ぜたりする工業用スクリューは、その用途によって素材も大きさも様々です。
もし、このスクリューを、不純物がほとんどない硬く強い素材で製造することができたら。どんな形、大きさであっても、また、羽根と羽根の間隔が不ぞろいの特殊な設計であっても、軸の太さはどこも同じで、曲がりもほとんどないパーフェクトなものを製造できたら。それは、長寿命で故障やトラブルの心配もない、まさに究極のスクリューとなるにちがいありません。
そこで、4年前、「職人にとって鉄の加工は、紙細工と同じ」と、当時、曲げることも、穴を開けることも至難の技と言われていた、硬くて丈夫なスウェーデン鋼によるスクリュー作りに挑戦。ところが、この鋼でスクリューを作ってみると、溶接部分が簡単に割れてしまうのです。無数の溶接用鋼材を試しながら、半年間、総勢6人の社員全員で、試作に次ぐ試作を重ね、ついに独自の接着法を開発。どんな形、どんな寸法のスクリューでも、これまでの鉄の3倍から5倍もの寿命を持ち、スクリューの幅や軸径の誤差はわずか2mm以下という精度で実現する技術を完成したのです。
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